医療現場で活躍しているドクターを紹介する特別インタビュー企画。 治療方針や取り組み、実績など様々な角度から徹底取材!

にのみや・こうし(写真右)
医学博士。2003年大阪大学医学部卒業後、大阪医療センター、大阪大学医学部付属病院、関西労災病院勤務2016年より現職。2016年St. ANNA病院(スイス)に脊椎外科フェローとして短期留学。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医


しばもと・かずのり(写真左)
2002年佐賀医科大学(現佐賀大学)医学部卒業後、大阪市立大学および関連病院で研修。2008年より一宮西病院、脊椎脊髄疾患治療に専従。2016年より現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医

抜群のチームワークを誇る徹底したチーム医療
症状に合わせ最善で高度な低侵襲治療を提供

高精度な医療設備を完備し高度な脊髄脊椎治療を提供

各分野に精通したスタッフによる高度なチーム医療を実現。小人数精鋭できめ細やかな手術の連携を可能に

 地域に根ざした高度救急医療を提供し、地元の信頼が厚い笹生病院。新たな取り組みとして「脊髄センター」を立ち上げ、二宮・芝本両医師を常勤医として迎え、脳神経外科医による脊椎脊髄治療を本格化させたのは2016年のことだ。
二宮 「脊髄センターの立ち上げと同時に、各種機械も導入して診療体制を整えていただきました。以来、脊椎脊髄治療の実績も急激に増えており、現在、手術件数の比率は脊髄脊椎治療が6割、脳神経外科治療が4割ほどになっています」
芝本 「症例数も、脊髄センター立ち上げ前と比較すると3倍ほどで、脊椎脊髄に関する手術数も、以前は年間50件ほどでしたが、現在は150件ほどになり、2018年は、このままのペースでいけばおそらく年間170〜180件※になるのではないかと思います」

PEDの導入により低侵襲で患者負担の少ない手術を実現

症状、治療法等について模型を使用しながら、常に患者様へ分かりやすく丁寧に説明を行っている

 脊髄センターの立ち上げと同時に導入された機器の中でも、MEP(術中神経モニタリング)の導入で、より高度で安全な手術が期待できるという。その代表とも言えるのが、腰椎椎間板ヘルニアに対する内視鏡手術(PED)だ。
二宮 「当院では従来から椎間板ヘルニア、脊柱狭窄症の手術などで顕微鏡手術に取り組んでいましたが、2017年からPED手術に取り組んでいます」
 PEDの導入により、顕微鏡手術では7〜10日必要だった入院日数が、最短1泊2日での退院が可能になり、長期入院が難しくて手術を諦めていた働き盛りの年代の人でも、手術という選択ができるようになったという。ただ、PED手術の適用症例には厳格な規定を設けているため、現在、全手術の中でPED適用となる症例は1割程度となっている。
二宮 「いくら低侵襲の手術が患者さんの負担が少ないと言っても、安全性を無視すれば事故に繋がります。当院は医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士等固定的なメンバーで治療にあたっているため小回りが利き、全員で知識を共有して高いレベルでまとまることができています。機械が示す数値に異変が出たときには周囲のスタッフが素早く状況を判断する徹底した連携が、安全性の高さへ繋がっていくと考えています」

「脳神経外科での脊椎脊髄治療」に対する認知を広めたい

症状に合わせて、より最適な治療を選択するべくディスカッションを行う二宮医師と芝本医師

 脊髄センターの立ち上げからおよそ2年、今後は「脳神経外科での脊椎脊髄治療」という認識をもっと広めていきたいと芝本医師は語る。
 そのために芝本医師は、脳神経外科が行う脊髄脊椎治療の利点を挙げると共に、椎間板ヘルニアを半分くらい内視鏡で手術する事を目標にかかげ、多くの患者さんに低侵襲治療を提供できるようにしたいと意気込みを語る。  そして二宮医師は、脳神経外科の治療技術向上だけでなく、症状により整形外科分野の固定手術なども行う必要があるため、より良い治療を提供するべく整形外科の技術も適宜取り入れている。

目指すのは一人ひとりの患者さんへ最善の治療を提供すること

 両医師が共通して目指しているのは、一人ひとりの治療のゴールに合わせて最善の治療を提供するという点だ。そのために治療法や術式の選択の際には、患者、ご家族にMRI画像と合わせて模型などを使いながら丁寧に繰り返し説明を重ねているという。
二宮 「当院には老若男女、様々な患者さんがいらっしゃいます。自力でトイレに行ける程度に回復すればいいのか、近所に買い物に行けるまでに回復したいのか、治療のゴールはそれぞれ異なります。手術にこだわるだけではなく、保存的治療も含め、その方のゴールに合わせた最善の治療を提供していくことを心がけています」
芝本 「同じ治療効果なら、当然低侵襲の手術の方がいいですが、低侵襲の術式にこだわるあまり、治癒しないのでは意味がありません。患者さんお一人ずつの症状に合わせ、手術や術式にこだわらず、最善の治療方法を提示することを大切にしています」
 神経は全身を駆け巡っている。それだけに神経に精通した脳神経外科医は、全身管理ができ、目の前の症状だけに惑わされず、痛みの真の原因を突き止めることができる。脳神経外科と整形外科の診療科の枠を超えて一人ひとりの患者に最善の治療を行っていきたいと、2人の医師は同じ目標に向かって日々、努力を重ねている。
※ 2018年1月~2018年12月

※内容は2018年10月31日時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
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医療機関情報
施設名 笹生病院
フリガナ サソウビョウイン
TEL 0798-22-3535
住所 兵庫県西宮市弓場町5-37
ホームページはこちらから(別ウインドウが開きます)

受付時間
8:30〜11:30
17:00〜19:00
【休診日】日、祝日、年末年始(12/30〜1/3) ※ただし急患の場合は随時

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