医療現場で活躍しているドクターを紹介する特別インタビュー企画。 治療方針や取り組み、実績など様々な角度から徹底取材!

かねだ・くにかず
1989年大阪市立大学医学部卒業後、国立大阪病院(大阪医療センター)勤務。91年島田病院(現・運動器ケア しまだ病院)勤務。2004年MED開始。以来、MEDで全国有数の豊富な実績を誇る。日本整形外科学会認定整形外科専門医

豊富な経験と高度な技術力を要する脊椎内視鏡手術
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など低侵襲手術で行う

年間627件、脊椎内視鏡手術のスペシャリストが手がけるMED

 整形外科とリハビリテーションの運動器分野に特化した病院として、地域密着の医療を展開していた島田病院は2016年5月に新病院棟、2017年11月にはエントランス棟と「Eudynamics ヴィゴラス」が完成し、名称も「運動器ケア しまだ病院」に改名、新たなスタートを切った。運動器とは骨、脊椎、関節、筋肉など、脳からの電気的信号を「動き」に変えるために必要な器官のこと。そのケアを病院名に掲げ、「痛みをとる」だけでなく、「痛まない身体をつくる」ことを重視したケアの提供をおこなっている。
 病院名は変わっても、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの内視鏡手術における定評に変わりはない。むしろ手術実績は以前よりも増加している。内視鏡椎間板ヘルニア摘出術(MED)を2004年から手がけてきた内視鏡手術のスペシャリスト、金田国一整形外科部長は「多いときは一日に5件のMEDを行う」という。MEDは椎間板ヘルニアの摘出を、より小さい切開で安全に行える手術だ。術後の痛みや患者の体への負担が少ない低侵襲手術で、手術時間も30分~1時間程度と短時間で終わる。手術の翌朝から歩いたり、本格的なリハビリをすることが可能だ。入院期間も1週間程度と短く、仕事やスポーツへの早期復帰が期待できる。「手術する患者さんの年齢層は中学生~90代までと幅広いです。手技的に難しいMEDや脊柱管狭窄症の再手術も積極的に行っています。手術部位をクリアな視界で確認しながら行える内視鏡ならではの特性を生かして、適切に手術をしています」と金田整形外科部長は続ける。
 今後は後進の育成にも力を入れたいと考えている。「私は脊椎内視鏡手術を始めて14年でようやく今の技術を得ることができましたが、後進については私のような回り道は不要です。私の持つ知識や技術をすべて授け、最短1年間で脊椎内視鏡手術のスペシャリストを育てる自信があります」

不要な手術はしない「治す医療」から「治し、支えるケア」へ

「ヴィゴラス」スペシャリストがチームでサポートする “スポーツメディカルフィットネス”

入院リハビリテーションルーム

 運動器ケア しまだ病院では手術と同等、またはそれ以上にリハビリテーションを重視している。それは手術や治療によって原因を「治す」だけでなく、患者ができるだけ「その人らしい」生活ができるように「支える」ためのケアを目指しているからだ。診断の結果、手術せずに改善可能な症状と判断すれば手術の選択はせず、リハビリで改善を図る場合もある。また、手術が必要な場合であっても、手術前から身体の柔軟性や使い方の改善など、患者さんの目標達成に向けたリハビリを開始する。手術前からリハビリをすることで、手術後の経過を順調にして、最短で最良の結果が出せる工夫をおこなっている。
 そうした的確な診断を実現するためには、より正確な検査が欠かせない。高機能のMRI(磁気共鳴画像法)3.0テスラを導入し、骨はもとより骨以外の組織の内部までを詳細に確認、CT検査や血液検査なども併用する。また、麻酔科医による手術前からのきめ細やかなリスク管理と、かかりつけ医からの情報をもとにした全身状態の把握等、安全な手術に向けて細心の注意を払っている。
 金田整形外科部長は「脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアで『手術をしてください』と紹介されてきた患者さんであっても、必ず手術が必要なわけではありません。半数ほどはリハビリのみで治療が可能です。手術が不要な患者さんに手術をしても、正しい治療はできません。それを診断するには豊富な経験と知識、そして高度な技術が必要です。当院では高機能のMRIを活用するとともに問診の結果なども踏まえて、より適切な治療を行っています」と話す。

手術とリハビリテーション、二つの武器で患者さんのQOLに寄り添う

外来リハビリテーションルーム

医療コンシェルジュが巡回している

 入院中だけでなく退院後も手厚いリハビリやトレーニングを受けられるのも、運動器ケア しまだ病院の大きな特徴だ。「当院では手術後、よほどのことがない限り、安静を指示することはありません。安静にしている期間が長ければ長いほど運動機能は衰え、とくに高齢者ではそれが顕著になってしまいます。医師が『お大事に』と声をかければ、患者さんはそれを気にして大事にするもの。ですから私は安静が必要な患者さん以外には『なるべく動いてください』という声かけをするようにしています」金田整形外科部長はこうも話す。  リニューアルオープンの際にはフィットネスクラブ「ヴィゴラス」も同時にリニューアル。スポーツ医学に基づいた、自分の体を自分で守るためのトレーニングを行うことができるため、治療終了後もヴィゴラスに通うことで、仕事や生活の負荷に耐えうる身体の状態を保つことが期待できる。
 脊椎内視鏡手術をはじめとした正確で安全な手術と適切なリハビリテーション、運動器ケア しまだ病院ではその二つを武器に、患者さん一人ひとりの「その人らしさ」に寄り添ったケアを行っている。
術式 2017年度
内視鏡下椎間板摘出術 370件
─ 内視鏡下椎弓形成術 257件


※内容は2018年10月31日時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
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医療機関情報
施設名 運動器ケア しまだ病院
フリガナ ウンドウキケア シマダビョウイン
TEL 072-953-1001
住所 大阪府羽曳野市樫山100-1
ホームページはこちらから(別ウインドウが開きます)

受付時間
8:30〜11:00
14:30〜17:00
【休診日】火・木・土午後、日、祝、年末年始

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