医療現場で活躍しているドクターを紹介する特別インタビュー企画。 治療方針や取り組み、実績など様々な角度から徹底取材!

いいくら・もとやす
医学博士。1994年横浜市立大学医学部卒業。2004年スタンフォード大学留学。06年災害医療センター呼吸器科。08年国立国際医療研究センター病院呼吸器内科。15年より現職。日本アレルギー学会代議員、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本内科学会認定総合内科専門医、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本呼吸器内視鏡学会認定気管支鏡専門医
気管支喘息を始めとしたアレルギー疾患を中心に、肺癌、COPDなどあらゆる呼吸器疾患を対象に診療している

重症喘息治療の新たな選択肢
「気管支サーモプラスティ」施術で数多くの実績をあげる

直接生命に関わる呼吸器障害、患者の立場を尊重した最高の医療を提供

 今年2018年に創設150周年を迎える国立国際医療研究センター病院は、明治元年(1868年)に設立され、総合的医療を基盤とする高度急性期病院として良質な医療を提供し続けている。呼吸器内科は循環器、消化器と並んで患者数が多く、外来患者数は1日およそ100人にのぼる。呼吸器の障害は直接生命にかかわるため緊急の対応が求められることから同院の呼吸器内科では肺癌、喘息、肺感染症、間質性肺疾患から結核に至るまで呼吸器のサブスペシャリティーをもつ専門医を揃え「間質性肺炎」「抗酸菌」「COPD」「喀血」などに特化した外来診療で対応。呼吸器領域のあらゆる疾患に対していついかなる時でも迅速かつ的確な診療を実施できる体制を整えている。

喘息死に至る原因「重篤な発作」抑える新たな治療の選択肢

 厚生労働省の調査によると2017年における我が国での喘息死は1791人。死亡に至る原因は重篤な発作による窒息死であるとされている。そこで同院では既存の治療法では喘息発作のコントロールが不良な重症喘息に対する新しい治療の選択肢「気管支サーモプラスティ」を導入。2015年より保険適用となって現在までに32名の重症喘息患者に施行した。これは2018年8月現在においてわが国で1位の実績である。
 気管支サーモプラスティは肥厚した気道平滑筋を65℃で温めて気道壁平滑筋を減少させ、狭くなった気管支を広げるのが原理の治療法で入院が必要。1回の入院には4~5日を要する。
 「当院において喘息コントロールが改善して発作による緊急の来院や入院が減ったという患者様の割合は64%、治療薬が減ったり夜間に目が覚めることが少なくなったなどの喘息関連QOLの改善がみられた患者様は85%にのぼりました」と飯倉医師。
 患者のうちの1人は「それまで息苦しくてカラオケをしたことがなかった。施術後に初めてカラオケに行って思い切り歌うことができた」と喜んでいたという。現在も良好な経過をたどっているそうだ。
 「気管支サーモプラスティは日本で施行されるようになってわずか3年のあたらしい治療法です。患者さまの状態、生活習慣などしっかりとしたカウンセリングをし慎重に治療を続けていきたいと考えます」
 同院では気管支サーモプラスティ以外にも幅広く新しい治療選択肢を提示している。治療に難渋し、咳や痰、息切れ、胸の痛みなどの症状を抱えて不安に思っている患者さまは気軽に相談して欲しいと飯倉呼吸器内科医長は力強く語った。


※内容は2018年10月31日時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
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医療機関情報
施設名 国立国際医療研究センター病院
フリガナ コクリツコクサイイリョウケンキュウセンタービョウイン
TEL 03-3202-7181
住所 東京都新宿区戸山1-21-1
ホームページはこちらから(別ウインドウが開きます)

診療時間
8:30〜17:15


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