医療現場で活躍しているドクターを紹介する特別インタビュー企画。 治療方針や取り組み、実績など様々な角度から徹底取材!

こいえ・たくや
医学博士。1994年国立大学法人弘前大学医学部卒業。同年弘前大学医学部附属病院入局。06年弘前大学医学部附属病院講師。12年弘前大学医学研究科准教授。2018年8月より現職。日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医

最先端医療機器と豊富な経験、
高度なテクニックをもとに泌尿器科低侵襲治療を行う

泌尿器科における低侵襲手術の先駆けとなったミニマム創内視鏡下手術

 診療科を問わず低侵襲手術が拡がる中、古家琢也教授は、ミニマム創内視鏡下手術や手術支援ロボット「ダヴィンチ」など、泌尿器科分野における低侵襲手術において、常に先駆的な取り組みをしている。
 「泌尿器科において低侵襲手術の先駆けとなったのが、2006 年頃から本格的な取り組みが始まったミニマム創内視鏡下手術です。基本的なスキルは開放手術と同じで、いざとなったらすぐに切開部分から直接手を入れることもできるので、安全性が高いと同時に、どの医師でも取り組める再現性の高さが特徴の術式です」と古家教授。
 ミニマム創内視鏡下手術は、傷口は5〜6㎝程度と開放手術と比較すると圧倒的に小さく、腹腔鏡手術と異なり傷口は単一で、さらに二酸化炭素も不使用という特徴がある。

手術支援ロボット「ダヴィンチ」を担える人材育成を目指していきたい

高度な技術力を駆使し最先端のロボット手術を行う

 そして現在、古家教授がさらなる低侵襲手術を目指して取り組んでいるのが、手術支援ロボット「ダヴィンチ」だ。患者の腹部に小さな孔を6ヶ所開け、そこからロボットアームと連動した内視鏡カメラや鉗子などの手術器具を挿入し、医師は患者がいる手術台から数メートル離れたサージャンコンソールで画像を見ながら患部にアプローチする手術で、医師が機械を操作するとアームが反応し、切除や血管の結紮、縫合などが行われる。
 「ダヴィンチの場合、孔の大きさは8〜12㎜と小さく、出血量が20〜100㏄と少ないのが特徴です。また10〜15倍の3D拡大視野のため細かい血管までよく見え、狭い空間での操作性に優れ、手ぶれ防止機能も付いているので、低侵襲で患者負担が少ない上に、安全性も非常に高い術式です」
 ダヴィンチ手術は、出血量の多い膀胱全摘除術においても低侵襲な治療が提供可能である。しかし、小腸を使って新膀胱を作成するには、高い技術を必要とする。古家教授は、この手術の経験を多数有しており、今後岐阜大学においてもダヴィンチによる膀胱全摘除術および新膀胱造設術を積極的に行っていく予定である。
 「ダヴィンチを適用するためには、ガンが周囲に広がっていないといった適用条件がある。私の信条である全ては患者さまのためにという視点に立った時、今後主流になっていくべき術式ですから、今後はより再現性の高い術式の確立や人材の育成に力を入れていきたいと考えています」と古家教授は今後の抱負と決意を語った。


※内容は2018年9月25日時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
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医療機関情報
施設名 岐阜大学医学部附属病院
フリガナ ギフダイガクイガクブフゾクビョウイン
TEL 058-230-6000
住所 岐阜県岐阜市柳戸1-1
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診療時間
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