医療現場で活躍しているドクターを紹介する特別インタビュー企画。 治療方針や取り組み、実績など様々な角度から徹底取材!

まつくら・あきら
1993年、東京大学医学部卒業。同大学医学部附属病院第2外科入局。国立がんセンター中央病院肝胆膵外科チーフレジデント、東京大学附属病院肝胆膵・人工臓器移植外科助教を経て、2005年、おおたかの森病院院長就任。13年、医療法人社団誠高会理事長就任。日本外科学会認定外科専門医、日本肝臓学会認定肝臓専門医

傷痕がほとんど目立たず、美容的にも優れた低侵襲な手術法である
単孔式腹腔鏡下手術(SILS)について
7人の外科医が高度な手技で実績を積む

2010年5月からSILSを手掛け700例以上の実績

7人の外科医が、単孔式腹腔鏡下手術にいち早く取り組み、熟練の技を競う

 「当院では、2005年の開院以来、より患者様に優しい治療法として、胆石症や胆嚢(たんのう)ポリープをはじめ胃がんや大腸がん等に対して腹腔鏡(小型のカメラ)を用いた腹腔鏡下手術を1500例以上行ってきました。2010年5月からは単孔式腹腔鏡下手術(SILS)を導入し、2017年12月までに700例を超える実績を上げています」とおおたかの森病院の松倉聡院長は話す。
 SILSは、従来のおなかに3〜4カ所の孔を開ける腹腔鏡下手術の発展形で、2009年頃から日本でも急速に普及してきた新しい術式であり、おへその1カ所を2・5㎝程度切るだけで行う手術である。
 「SILSは傷痕がほとんど目立たず、美容的にも優れた手術です。体に負担が少ないため、術後の回復も早く、高齢者にも優しい治療法です。胃がんや大腸がんの場合、一般の開腹術では腹部を大きく切ることが多く、痛み等のため活動レベルが落ち、合併症が増えたり入院日数が長くなることが多いのですが、SILSでは痛みも少なく、高齢者でも楽に治療を受けていただくことができ、早く退院できるのです」と松倉院長はSILSの利点を説明する。

早期の導入実績を学会でも報告

「SILSでは、出血した場合、1個1個丁寧に止血するので、出血量は10㏄程度で済みます」と松倉院長。LECSなどの新たな取り組みも行っている

 SILSは通常の腹腔鏡下手術と比べると、1カ所からアプローチすることから鉗子(かんし)やカメラが干渉するため、術者や助手の外科医にも高度な技術が必要とされる。
 「当院の消化器外科医は従来の腹腔鏡手術の経験が豊富であったため、SILS導入も比較的スムーズに進み、現在は7人全員がストレスなく手術が行えるようになっています。
 2012年の日本消化器病学会週間において、SILSの胆嚢摘出術について2演題、大腸切除についても1演題の学会報告をしていますが、当時は限られた病院での報告しかありませんでした。当院ではいち早くSILSを導入し、経験を積み重ねてきましたので安心して手術を受けていただくことができます」

消化器内科と外科がコラボレーションした最先端の術式LECS

 さらに、おおたかの森病院では、内視鏡と腹腔鏡を組み合わせたハイブリッド手術で、安全に確実に胃の粘膜下腫瘍等の治療を行う最先端の腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)を行っている。従来は胃を大きく切ったり、開腹して行っていたのが、最小限の傷で胃も必要最小限の切除で済み、胃の入り口の近くでも合併症なく、安全に手術を行うことができる。
 「こういった最先端の治療ができるのも、優れた内視鏡医と高度な技術を持った外科医がいるからです。ただ、当院の目指しているのは、特殊な治療を追求することではなく、外科も内科も、きちんとした技術と治療方針のもと、治療の侵襲を極力抑え、患者様に優しく、合併症の少ない治療を提供することです」と松倉院長は語った。

※内容は2018年4月27日時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
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医療機関情報
施設名 おおたかの森病院
フリガナ オオタカノモリビョウイン
TEL 04-7141-1117
住所 千葉県柏市豊四季113
病床数 199床
ホームページはこちらから(別ウインドウが開きます)
【アクセス】つくばエクスプレス・東武アーバンパークライン流山おおたかの森駅 徒歩7分

診療受付時間
8:30〜11:50
13:00〜16:50


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