医療現場で活躍しているドクターを紹介する特別インタビュー企画。 治療方針や取り組み、実績など様々な角度から徹底取材!

かわむら・みつはる
医学博士。1995年、昭和大学医学部卒業。2000年、昭和大学医学部循環器内科助教。09年、Good Samaritan Hospital(Los Angeles)にミロスキーフェローとして留学。11年、高津中央病院内科部長。12年、University of California, San Francisco Assistant Professorとして勤務。14年、昭和大学医学部内科学講座循環器内科学部門講師。日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会認定循環器専門医。日本不整脈心電学会理事、植込み型デバイス関連社会問題対策委員会副委員長

最先端システムを駆使した、低被ばく線量で手術時間が短く、
合併症の少ない患者さんに低侵襲なカテーテルアブレーション治療

2018年夏頃から冷凍バルーンのカテーテル心筋焼灼術を本格化

循環器内科のチーム医療によりカテーテルアブレーション治療で豊富な実績を上げる

 「心房細動および心室性不整脈に対するカテーテルアブレーション治療について、2017年1月〜12月で250例を行っています。難治性の心不全に対するペースメーカー等のデバイス治療も166例を手がけ、また除細動器の植え込み手術でも実績を上げています」と昭和大学医学部内科学講座循環器内科学部門の河村光晴講師はいう。
 カテーテルアブレーション治療では、心房細動が全体の半分以上を占める。昭和大学病院では、これまで高周波カテーテル心筋焼灼(しょうしゃく)術を中心に行っていたが、2018年夏頃から風船(クライオバルーン)を使った冷凍バルーンによるカテーテル心筋焼灼術を本格的に開始予定であり、患者さんの治療の選択肢が広がる。
 「心がけているのが、被ばく線量を抑えて、手術時間を短くし、合併症を少なくするという、患者さんに低侵襲な治療です」と河村講師は低侵襲治療へのこだわりを述べる。  河村講師は突然死をきたすような致死的な心室性不整脈のカテーテルアブレーションも得意としており、我が国では積極的に施行している経験豊富なドクターの一人である。

3Dマッピングシステムで精度の高い手術を実現

(右)昭和大学病院ではリードレスペースメーカーや皮下植え込み型除細動器植え込み術など日本に先駆けてペースメーカーの最先端治療を行う(日本メドトロニック株式会社提供)
(左)今後は冷凍バルーンによるカテーテル心筋焼灼術を活用し、手技時間を短縮し、安全かつ正確なカテーテルアブレーション治療を実現(日本メドトロニック株式会社提供)

 カテーテルアブレーション治療で威力を発揮しているのが3Dマッピングシステムである。コンピューター画面に映し出された3D画像により、心臓の形態と不整脈の状況を把握しながら、心腔内に挿入したカテーテルの操作をリアルタイムにサポートする。「この最先端システムは、精度の高い手術を実現できるだけでなく、被ばく線量も従来のX線透視下で行っていたカテーテルアブレーションに比べて3分の1程度で済みます」
 心臓カテーテルは、一歩間違うと心臓の筋肉に穴を開けたりするなどの合併症につながる。1m先のカテーテルの先端と心筋がどれだけ触れているか、それを手指の感覚でわかるようになるには豊富な経験を要するという。「アブレーションは、カテーテル治療の中でも専門性が強い領域なので、カテーテルの操作以外にも、焼灼する場所を的確に見極めることができるかどうかが重要です。治療で合併症をつくらないため、患者さんの心臓解剖や状態を把握しながら手術前日からイメージトレーニングを行っています。手術がイメージ通りいけば問題はありませんが、もし何かあっても早急に対処できるよう万全な体制で臨んでいます。どうき 動悸やめまいの症状がある場合は、不整脈が考えられるため、怖がらないで気軽に受診していただければと思います」と河村講師はカテーテルアブレーション治療のエキスパートドクターとしての自信をのぞかせた。


※内容は2018年4月27日時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
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医療機関情報
施設名 昭和大学病院
フリガナ ショウワダイガクビョウイン
TEL 03-3784-8000
住所 東京都品川区旗の台1-5-8
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受付時間
8:00〜11:00
【休診日】日、祝、創立記念日(11月15日)、年末年始

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